こんにちは伊達マンです!
この記事では、現在カメラマンとして仕事している僕がオススメする中古デジタル一眼レフカメラの紹介をしていきます!
中古に興味ない方や新製品の情報をお探しの方は読み物として目を通して貰えると幸いです(*゚∀゚*)
旧型Canon EOS6Dは今が買い時!!
僕は普段、仕事、プライベートで旧型のEOS6Dを使っています
今ある本体で2台目ですけど1台目は25万シャッターを切った辺りで一度オーバーホールに出しているので実質3台目くらいの感覚です
個人的には一つの完成機種といっても過言ではないのですが、そんな6Dの魅力を少し語っていきたいと思います
そもそも当時のEOS6Dってどんな機種?
Canon EOS6Dは発売当時フルサイズ機のエントリーモデルとしてカメラ初心者やフルサイズに移行を考えている人に爆売れしたカメラです
お値段もリーズナブルで、本体価格20万を切っていたのを記憶しています
EF24-70L IS USMレンズキットでも30万弱でしたのでかなりの破格だったかと
高感度が実用レベルで一世を風靡
軽さ、wi-fi機能、値段など色々おすすめポイントは言われていましたが、個人的には高感度が衝撃的でした
というのも、このカメラ以前のISO感度はISO800以上は粗さが目立って使いものにならなかったのです
フィルム世代の人は特にISO感度なんて400までくらいの気でいると思うんですけど、デジタルをもってしてもその倍くらいが良いところだったんですね
1000.2000となれば写真としては記録用にしかならず、当時のチェキと大差ないような画質でした
ところがこのEOS6Dの感度は素晴らしく、ISO2000ほどでも綺麗な写真が撮れます
特にストロボを灯けない室内の赤ちゃんの寝顔などは手ブレとの戦いでしたが、このカメラの感度ならあっさり手持ちで撮れたことに驚いた覚えがあります
データで見るロングセラーの軌跡
この高感度とフルサイズという大義名分、破格の値段を武器にあらゆる層に売れたカメラですが、発売はなんと2012年の年末
もう7年も前の話になるんですね
このカメラが出てからもCanonからは沢山のカメラがでました
フラッグシップ機の1dxやそのMarkII、5Ds,5DsR,etc...
どれも素晴らしいカメラであり、それぞれに用途ごとの特徴があります
しかし何故かこの6Dという機種は売れ続けます
https://kakaku.com/camera/digital-slr-camera/itemlist.aspx?pdf_Spec112=2&pdf_Spec113=1&pdf_kw=eos
価格ドットコムより引用
こちらの画像は価格ドットコムのサイトでEOSフルサイズの売れ筋ランキングです
現在でも去年以降のモデルが並ぶ中で6Dはなんと7位という位置につけています
さらにですが赤矢印の部分に注目してください
レビュー評価・口コミ件数ともに上位の全ての機種よりバツグンに多いですよね
これはそれだけ6Dを所有するユーザーが多いということです
このランキングが証明しているように、6Dはロングセラー商品であり需要があるのです
カメラマン仲間でも、ふらっと出かけるときや、軽い仕事(言い方よくないですがw)のときなどは6Dは持ち出すという人が多いです
気になるお値段のお話
6Dは後継機のMarkIIも出ていますが
未だに旧6Dを選択される理由の一つはやはり中古市場の値段の差もあります
旧型6Dが6〜7万円に対して
6D MarkIIは13〜14万円と、ほぼ倍の値段です
では性能差はというと、これがなんとも言えない微妙な差で
解像度の向上はある程度はしています
さらにいうと動画撮影もさらに良くなりました
ですが正直その程度の差で、中古市場で倍の値段を提示されると旧型でいいかな…?ってなるレベルなんですよね
ユーザーインターフェースに関しては使いやすくなったりしてはいますが、果たして本当にそれが必要かは用途によります
ぶっちゃけバリアングルモニターは便利そうですけどね!!
ただやはり、カメラとしての性能は6Dで実用レベルであるがゆえに、このカメラを選択肢に入れている層はそれ以上の部分にお金をかけることは少ないのです
でも、お金に余裕があるなら最新機種のほうが良いんでしょ?
これに関しては僕の体験談をお話しします
あれはEOS5Dが発売された2005年当時、まだ5Dのことを世間が「ファイブデジタル」と呼称していたほどにデジタルに対して馴染みが少なかった時代です
僕はこのブログで名乗っている通り、当時からガジェット大好きで、特にデジタル製品には目がありませんでした
そのころ大学生だった僕は、写真もPhotoshopでいじりまくりのデジタル青年だったわけです
そんな折にEOS5Dの発売発表がありました
当時はEOS1Ds markⅡなどが存在していたものの、あまりの値段に学生の僕は尻込みしていました
ですが、いつかデジタル機を買おうと思っていた僕は、バイトのお金をコツコツ貯めており、次のフラッグシップ機の発表を待っていました
このEOS5Dの発表はそんな矢先の事だったのです
最新モノ大好きだった当時の僕はいつの間にかこのカメラに心奪われ、完全にこのカメラを買う気満々になっていました
決断力だけはあった僕なので、発売日に貯金を下ろし、ソフマップに並んで購入しました
当時で35万くらい払ったのを覚えています
金銭感覚がおかしくなりそうでしたが、手に入ったブツをニヤニヤと眺めていたことは今でも思い出せます
ですが、ここからが大問題でした
そう
最新機種による弊害が出たのです
帰って写真を撮ろうとコンパクトフラッシュ(カメラはSDよりCFの時代)を入れたときに驚愕してしまいました
なんと撮影可能枚数50枚ちょっとだったのです
この時同時に購入したコンパクトフラッシュは1GBとかでした
もちろん最大画素数でRAWも入れてはいましたが、まさか二桁だとは思わなかったのです
最新カメラに35万も払っておいて言うのも何ですが、当時のデジタル製品は今のように安くなく、コンパクトフラッシュの1GBでもかなり高価で、大学生においそれと何枚も買い増しできるような代物ではありませんでした
さらに問題は続きます
何枚か写真を撮った後にパソコンに取り込んだときのことです
なんとPhotoshopが固まってしまいRAW現像がなかなかできずに画像編集どころではなくなってしまったのです
そう、最新機種を買うということは、それに見合ったシステムをまるごと用意できるような財力がなければ手にするべきではないのです
頑張ってお金をためて超高級外車を買っても、年間の維持費が払えない、ハイオク代が払えない程度の財力ではいずれ手放すことになったりするアレと似ています
話がそれてしまいましたが、今のカメラにおいても同じようなことが言えます
いくらデジタルが普及したとはいえ、今の最新機種の最高画質でRAW現像や画像編集をするとなると結構なスペックのパソコンが要ります
そもそも、そのスペックを発揮できるレンズを持っているかという問題もありますよね
財力に超余裕の方でしたら問題はありませんが、基本的にはそうでないはずです
まとめ
カメラのスペックというのは、時代が進むにつれて若干過剰気味になってきました
余程の仕事を請け負わない限り、ほとんど使うことがないというのが現状です
一番重要なのは、そのカメラを使って何をするか?ということです
僕の場合、ウェブ用の素材レベルの画素数と、手持ちで撮れるだけの高感度と、取り回しのしやすさ、ここに限ります
それを考えたときにEOS6Dという機種にはまだまだ使用用途があるのです
スペックに夢中になる気持ちや最新モデルが気になる気持ちもよくわかりますが、今一度自分が今から撮る写真のことを考えてみてください
そのとき、このEOS6Dというカメラの良さに気づくと思います
気になった方はぜひ中古屋さんで手に取ってみてくださいね(^^)