スピーカーやアンプ大好き、伊達マンです
昔バンドをやってたころからエフェクター等を自作しており、スピーカーの構造のためにアンプを分解する程度のやらかしはしてきました(; ・`д・´)
そんな僕が今回は大きな買い物をしたので、紹介と設置までを記事にしたいと思います
今回はそう、誰でも一度は夢見るホームシアター
自宅で、大きなスクリーンで、大音量でアニメや映画を楽しみたい
その夢をついに今回叶えます!
10畳部屋を夢のホームシアターへ!計画
映像編 スクリーンサイズは大きければ良いってものじゃない!
先に言っちゃいましたが、今回の戦場となる趣味部屋は10畳
ただし、備え付けのクローゼットや本棚のせいで実質空間的には8畳プラスαくらいです
ここに100インチ以上のスクリーンを置くと壁の一面がほとんど映像で埋まります
それはつまり、映画館とかでよくある
"前に座りすぎて画面のすみずみまで見辛い!"
という現象に近いものになりやすいと考え、
今回は90インチスクリーンを用意しました!
HD(16:9)で縦が1121mm、横が1992mmです
これが100インチとなると横だけでも20cm伸びることになるので部屋の構造的にも90辺りが限界ラインです
それでも90インチですからね〜
家電屋さんで60インチのテレビ見ても圧巻なのに、あれより縦は40cm、横も60cm以上デカイと考えるだけで興奮抑えられません( ‘ᾥ’ )
ちなみに設置器具は今回は巻き取り機能アリの吊り下げ式を使います
スクリーンのシワや収納性、部屋のレイアウトを考えれば吊り下げ式一択です
お値段はかなりしますけどね
それでも自動巻取り式にしなければびっくりするような値段にはなりません
まぁ今回は中古なんですけどね!!!
ええ、今回、ホームシアター設備を購入するにあたって既に持っておられる方からお声がけいただきまして買い換え前のものを譲っていただきました
なんとプロジェクターとスクリーンセットです
しかもブラックマスク付き(周りの縁が黒いやつ)の90インチスクリーン!
実際、このお話をいただいて90インチに決めた部分も大きいんですけどね(笑)
さてさて、中古とは言いましたが性能は折り紙付きのプロジェクターを設置します
こちら↓↓
BenQのHT3050 です!
BenQと聞くとパソコンモニターのメーカーというイメージでしたけど、実はEPSONなどと並んでプロジェクターメーカーでもかなりのブランドです
特にこちらのHT3050は"Rec.709"に対応しておるそうな
Rec.709とはなんぞやって話なんですが、単純に言うと
"色や階調を映像製作者の意図通りキチンと出す"
といういわゆるカラーマネジメントシステムなのです
キチンと出すなんて当たり前じゃねーか、と思われる方もいると思いますが、
それがなかなか難しいんですよねぇ…
こういった写真映像などの世界では色の再現というのはこのデジタル時代でも常に付きまとう大きな問題なんです
カメラとかだと、Canonは全体的に赤みが強いとかロッコールレンズは青みが強いとかありますよね
写真を撮るならそれは個性で選べば良い範囲なんですけど、映像作品として出来上がったものが、投射される機種や場所で色が違ったら製作者の悔し涙がいくら流れても足りません
「あそこの映画館は青み強いよね〜」
「でもこのあいだのところは色被ってなかった??」
とか最悪でしょう
そういった色の微妙な変化をディスクに収められている通りにズレなく、正しく表現するシステムがRec.709なるものなのです
実はこのRec.709に対応しているプロジェクターってほとんどありません
逆に他のプロジェクターはどうしてるんでしょう…自分で調整するのかな…(;'∀')
さらに明るさも2000lmと申し分なくこれ以上ないってくらい家庭用としては完璧な製品です
ただし
それは映像の話
このプロジェクター、実は本体から音も出るようになっていますが
そのお話は次の音響編で…
音響編 音を出すスピーカーは専用のものを用意したほうがいい!
実は今回購入したBenqのプロジェクターにはかなり高性能なスピーカーが搭載されておるのですが
まぁそれはYouTubeやホームビデオ気軽に見る程度の性能であって
正直ホームシアターとなってくると低音が割とスカスカで臨場感は皆無です
もちろんそれ単体で映像と音声が完結してるので便利っちゃ便利なんですけど
HT3050を買う人はホームシアター作りたいレベルの人ですし、そういう人は音響も何かしら準備するはずなんですよね
というわけで内蔵スピーカーは使わずに外部スピーカーを用意します!
と、思ったのもつかの間
HT3050は、実は音声出力周りがマジで弱いんです
なんせ出力端子がAUXのみですよ?
AUXっていわばイヤホンジャックです
こんな高繊細な映像を出力するプロジェクターにイヤホンジャックのみの出力端子しか無いとか何考えてるんでしょうね…
ここははっきりとこのプロジェクターの欠点だと言ってもいいと思います
というわけで本体からの音声出力は見限って
映像再生機、ウチではPS4から直接音声を出力することに決めました
PS4には光デジタル出力端子という、時代と需要にマッチした高性能な音声出力端子がデフォルトでついております
この端子とスピーカーをつないでいきます
そしてお待ちかねのスピーカー選びですが
そもそも音響については専門業の友人に頼んでありましたので、最初からある程度目星はつけておりました
ホームシアター用の音響というと、なんだかゴツいスピーカーやアンプやらなんやらとマニアの世界に突入してしまいそうなんですが、、
“大前提”として
今回のホームシアターを設置する部屋が実質8畳程度であること
それから、近隣に住宅が無いとはいえほぼ防音設備が整っていない部屋で爆音で鳴らすことがないということ
この二つを想定すると、そこまでガチガチのスペックは必要ないということになります
もちろん余裕のあるスペックは憧れますし、その方がシステム的にも良いのはわかっております
ただ、やはり趣味の部屋
他にも色々と置くものがある中で、音響にこだわりだしたらキリがないです
それは音響に生きる方を否定しているわけではなく
本当にガチでこだわり始めるとお金が飛ぶことは言うまでも無く
8畳の部屋など足の踏み場もなくなるくらい音響設備で埋め尽くされてしまう事でしょう
それは僕の望むところではありません
というわけで
それらを踏まえて選んだのはこちら↓↓
JBL CINEMA SB350
です(ヽ´ω`)
ウーハー付きで320Wと家庭用としては申し分ない性能
さらにBluetoothも完備
本体とウーハーの接続にもワイヤレス搭載でコード周りがかなりスッキリしています
スピーカーとPS4は後ほど光デジタルケーブルで繋いでいきます
スピーカーとウーハーに関しては豆知識があります
低音というのは部屋のどこに置いてもだいたい同じ音が聞こえます
これは音というよりも音圧のようなものであり、指向性もなく、出力も大きいためです
よくライブハウスやクラブなどで、部屋の外でもズンズンと低音だけは聞こえていますよね
そんなときにライブハウスに入ればボリュームに違いはあれど、部屋の端にいようがブースの前にいようが低音はほとんど同じ音が聞こえます
今回は一般的な部屋なので部屋のどこで鳴っててもあまり違いはありません
ですのでウーハーは部屋のどこにおいてもオーケーです
対して中音高音は指向性を持っているのでちゃんとスクリーンの下、正面に置くべきです
スピーカーを左右どちらかに偏らせるとその分音もそっちに寄ってしまうので注意です
まぁこれは想像つくとは思いますけど(笑)
さらに言うと、床から離したほうが音ヌケがよく良い音になります
これマジです
テーブルでもブロックでもなんでもいいので床からスピーカーを離してみると割と露骨に良い音になります
設置編 全てをバランスよく組み合わせていく
さて、いよいよ設置していきます
正直申し上げますと、90インチオーバーの吊り下げ式スクリーンを一人で設置するのはキツイです…
どなたか助けを要請しましょう
大人二人ならまぁできると思います
設置に必要なものは
・電動ドリル
・あきらめない心
以上です!!
すみません、ふざけ過ぎました
必要なものに関しては、そこまでありませんが、先に確認すべきことが二つあります
それは壁の構造と強度です!
簡単に説明しますと、壁に固定用のネジを刺してスクリーンを固定していくわけですが、設置する部屋の壁によっては土壁だったり石膏ボードだったりします
木製の壁とかだと問題なくネジをグイグイさせるのですが、石膏ボードは裏がスカスカでネジが刺せません
土壁はやその他穴のあけれない壁はあきらめて自立式スクリーンにしてください
今回、ウチの場合は石膏ボードだったんですね…
写真では木製ぽいですがこれはただの木目調壁紙で裏は石膏ボードでした
ドリルで穴をあけるときに気づき、頭が真っ白になったことは内緒です
壁面には石膏ボードとはいえ、木製の柱が何本か通っています
そこにネジを刺すことができれば固定はできますが、ぶっちゃけ壁をコンコン叩く方法で柱の場所を特定するのは困難です
そもそも何本柱が通っているか確認する方法もありませんしね…
しょうがないので天井に取り付けることにしました
ところが、天井にネジ穴を開けたところ
なんと天井も全て石膏ボードだったのです
同じく天井に通ってる木製柱を探すために天井裏に上がってみたのですが、天井裏の大きな梁以外の木枠って、大人が乗ると折れるレベルのもろさなんですね(初めて知った)
自室の天井まで確認するには足場不安定な梁を渡って、天井上でスパイダーマンばりの柔軟さでドリルを打ち込むのは不可能と考え、この方法はあきらめました
早くも二度目の挫折です
想定してなかったちゃんと確認しておかなかった事態に陥り、足りない頭をフル回転させて解決法を捻りだしました
それは壁と天井の境界面にある木製ボードに穴をあける方法です
この方法は割とメジャーかもしれないのですが、僕が譲ってもらったスクリーンのアジャスターだと、木枠の高さがギリギリで天井にアジャスターが干渉する恐れがあったのです
今回はギリギリ、本当にギリッギリでしたが何とか設置することが可能でした
何より事前の確認をすることが重要ですので、導入をお考えの皆様は僕みたいにならないように確認を怠らないようにしてください
お次はプロジェクターの設置です
プロジェクターは置くことが基本ですけど、常設するような人であれば壁に取り付けるほうが良いです
なぜなら、起動のたびに後述するスクリーンとの位置調整をするのは不便ですし、何より置く場所のスペースを取るのはあまり効率的ではありません
というわけで我が家ではスクリーンと同じくプロジェクターも壁に設置する方法を取ります
ウチの場合、反対側の壁はちょうど大きな柱が通っていたのでネジを刺すことができましたが、みなさんはくれぐれも事前の確認を怠りませんよう…
さぁこれでメインの二つは設置完了です
お次はPS4の設置です
といっても置くだけです(笑)
注意点としてはプロジェクターを壁に取り付ける場合、PS4本体からの距離が遠くなるので有線のHDMLケーブルは長めのものを用意しましょう
ウチの場合ですと2mを用意しました
次はスピーカーです
前述のとおり、ウーハーはコンセントが届くところでテキトーに置きます
メインスピーカーは少し浮かせてセンターポジに置きます
今回はとりあえず間に合わせでテーブルの上に置いています
(※画像ではメインスピーカーを床に置いてますがこの後テーブル上に置きました)
設置場所が決まったらPS4とスピーカーを光デジタルケーブルでつなぎます
メインスピーカーは基本的にスクリーン下に置きますので
有線でつなぐ場合にはプロジェクター側に線を引っ張ってこなければなりません
部屋の真ん中を線がはっているの嫌なので、壁の隅伝いにはわせることにしました
それでも部屋の壁沿いを半周するだけのケーブルを引かなければなりませんのでそこそこ長いケーブルが必要になってきます
ウチでは念のため5mと2mのものを購入し、それらをつなぐアジャスターも購入しました
ぴっちり壁に這わせてつなげて完了です
さぁ!すべての接続が完了しました!!
さっそく投影してみます!!
うぉおおおおおお!!テンション上がりますねー!!!
まとめ
比較対象がその場にないのでプロジェクターのレビューとしては弱いですが、
普段、写真にたずさわっている僕の目から見てもかなりの高解像度です!
家庭用プロジェクターってこんなに綺麗に映るんだと感動してしまいました
もちろん4k等の超高解像度映像には勝てませんが、この規模でこれだけの完成度であれば10年は文句言わずに見れるかもしれません
今回は10畳部屋をホームシアターに改造する計画でしたがいかがだったでしょうか?
総評としましては準備不足感が否めませんでしたが、それでも結果として素晴らしいガジェットを設置できたと思います
皆さんもぜひホームシアター計画やってみてくださいね!!
ではよきガジェットライフを!