昨日のコカ・コーラとTESPAの提携のニュースに続き、今日もすごいニュースが入ってきました。
※コカ・コーラとTESPAの提携ニュースはこちら↓
(c)intel inc
国際オリンピック委員会の世界的なスポンサーであるインテルが、
2020年に日本で行われるオリンピックに合わせてe-Sportsの大会を開くことが決定しました。
その名も
『intel world open インテルワールドオープン』
競技種目にはストリートファイターVとロケットリーグの2種目。
次の項目では選ばれた理由なども解説していきます。
オリンピックについにゲームが採用されたのか?
誰もが気になるところではありますが、
これはオリンピックと同時期に開催されるゲーム大会であり、
正式なオリンピック競技にゲームが加盟したわけではありません。
オリンピック自体は2020年の7月24日が開幕日ですが、
インテルワールドオープンは7月の20日~24日の期間で大会を行います。
つまり開催期間はオリンピックに寄せているが、オリンピックではないということです。
しかしその規模は後述する賞金総額とも相まって、
本家オリンピックに影響しかねないかなりのものとなりそうです。
場所もすでに決まっており、ZeppDiverCityが会場となるようです。
賞金総額は5000万↑!!
インテルが今大会に用意した賞金総額は50万ドル!
日本円にして5000万円強という高額賞金です。
後述する2種目で2500万ずつということなので、なかなかの力の入れようですよね。
なぜ競技はストリートファイターVとロケットリーグなのか?
そもそもロケットリーグって何?
まず初めに、ストリートファイターは日本人には馴染み深いですが、
ロケットリーグを知っている日本人は意外に少ないのではないかと思います。
(c) ROCKET LEAGUE psyonix inc
簡単に説明すると、ブースター装置が付いた車でサッカーをするといったイメージです。
実は日本の高校生のe-Sports全国大会でも競技種目になっているほどの有名ゲームなんですよ。
対照的な2種目が競技に選ばれた理由
(c)ストリートファイターV CAPCOM
今回、格闘ゲームとサッカーゲーム(少し解釈が違いますが)が競技に選ばれたのには理由があります。
それはどちらも勝敗とゲーム内状況把握が明確であることです。
e-Sportsには様々なタイトルが存在しますが、
中には戦況や戦略性などが深すぎて、一般人には何が起こっているのか理解できないものも存在します。
今回オリンピックに寄せてこの大会を開催することで、
一般視聴者層によりe-Sportsやゲーム競技の存在を知ってもらうには、
普段ゲームをやらない層にも一目見て理解してもらえるタイトルが必要だったわけです。
ストリートファイターは格闘ゲームとしては世界で一番有名ですし、
日本創設のゲームでもあるので、東京オリンピックに合わせて世界中から注目されるゲームとしては打ってつけでもありますよね。
大会の内容など
現段階でわかっているのは
・賞金総額は50万ドル(5000万円強)
・両競技ともに3on3で補欠1人を交えた4人1チーム制
・2020年7月22~24日にZeppDiverCityで決勝大会
・予選はあらかじめ2020年春ごろから開催される
・トーナメント制
・ホスト国の日本はそれぞれのゲームで出場枠が確定していること
・プロアマ関係なし
・旅費は全て主催者持ち(海外のアマの人にはうれしい!)
まとめ
実はインテルは2018年の平昌オリンピックでも大会を開いていました。
このときは『インテルエクストリームマスターズ平昌大会』という名称でした。
そこでの評価や手応えを感じて、この東京オリンピックではさらに力を入れてきたという感じでしょうか。
しかし、今の段階ではまだ詳しい情報は出ておらず、
この週末9月12日~15日に開催される東京ゲームショウ 2019のCAPCOMブースでさらなる告知がされるとのことです。
少し話は戻りますが、この東京オリンピックに向けてゲーミンピックという商標を取って活動していた方がいました。
セガゲームスの代表取締役会長CEOの里見治紀氏です。
こちらの動画では今年の春に行われたG1サミットでの動画です。
このときにゲーミンピックについて語っており、
その全貌は今回インテルが開催するインテルワールドオープンとかなり酷似しています。
今回のインテルの動きと関係はあったのか気になるところでもあります。
まぁ、それはさておき、また一つ大きな企業が名乗りを上げてe-Sportsを牽引してくれていますね。
今回の大会はまだまだ実験段階でしょうし、競技もかなり少ないです。
これが大衆の支持を得られ、さらに大きな規模になるときに誰も想像できないムーブメントが起きることになるでしょう。
この動きが今後、様々なゲームの分野で飛び火していくことを期待しています!